SPACING / 空隙歯列

すきっ歯の
矯正治療

ABOUT

すきっ歯とは

すきっ歯とは、歯と歯のあいだに隙間が空いている状態のことで、専門的には「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼ばれます。前歯の中央に隙間がある場合は「正中離開」と呼ぶこともあります。見た目が気になる、隙間に食べ物が挟まる、息が漏れて発音しにくいといったお悩みにつながることがあります。

すきっ歯の治療は「隙間を閉じればよい」と思われがちですが、実際はそう単純ではありません。歯の大きさと顎のバランス、生まれつきの歯の本数、舌の位置や使い方など、隙間ができる背景はさまざまで、原因によっては隙間を閉じないほうがよい場合もあります。

また、舌が普段から前方に位置し、上下の前歯の間へ入り込む状態が続くと、前歯が外側へ傾いて隙間が広がることがあります。舌の力だけを単一の原因と決めつけず、舌の位置や飲み込み方、歯並び・噛み合わせを確認したうえで治療を考える必要があります。

CASE

治療例

マウスピース矯正 非抜歯
すきっ歯の治療例
治療期間 7ヶ月

治療前後の歯並び・口元をご覧いただけます。

すきっ歯症例の治療前の正面口腔内写真

治療前

すきっ歯症例の治療後の正面口腔内写真

治療後

すきっ歯症例のマウスピース型矯正装置を装着した正面口腔内写真

装置を装着した様子

すきっ歯症例の治療前の口元写真

治療前の口元

すきっ歯症例の治療後の口元写真

治療後の口元

主訴
すきっ歯が気になる。
年齢・性別
18歳・女性
治療期間
動的治療期間 7ヶ月
治療費
基本料金 990,000円(税込)+別途処置料
治療内容
空隙歯列と過蓋咬合に対してマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名:インビザライン、完成物薬機法対象外)を用いて非抜歯で治療を行いました。
治療のリスク
歯の移動に伴う歯根吸収、歯の失活、歯肉退縮、ブラックトライアングル、アタッチメント除去の際のエナメルクラック、清掃不良による虫歯、歯周病の悪化、歯の動揺など

院長コメント:この方は噛む力が強く、あごまわりの筋肉が発達したお顔立ちでした。噛み合わせが深いため、下の前歯が上の前歯の裏側に強く当たり、上の前歯が前へ押し出されて隙間が広がりやすい状態でした。

そのため、隙間を閉じるだけでなく、噛み合わせの深さも少しずつ浅くしながら進めました。隙間を閉じても、前歯が強く当たれば、その部分に隙間が空いてきやすいためです。

前歯の隙間は、治療後に後戻りで再び開きやすい部分です。保定期間中は装置の使用を欠かさないよう、あらためてお伝えしています。

治療前後の口腔内写真

BEFORE治療前

すきっ歯症例の治療前の右側面口腔内写真
右側面
すきっ歯症例の治療前の正面口腔内写真
正面
すきっ歯症例の治療前の左側面口腔内写真
左側面
すきっ歯症例の治療前の上顎咬合面口腔内写真
上顎咬合面
すきっ歯症例の治療前の下顎咬合面口腔内写真
下顎咬合面

AFTER治療後

すきっ歯症例の治療後の右側面口腔内写真
右側面
すきっ歯症例の治療後の正面口腔内写真
正面
すきっ歯症例の治療後の左側面口腔内写真
左側面
すきっ歯症例の治療後の上顎咬合面口腔内写真
上顎咬合面
すきっ歯症例の治療後の下顎咬合面口腔内写真
下顎咬合面

※治療結果・治療期間には個人差があります。掲載にあたり、患者さまの同意を得ています。

MORE CASES

他のすきっ歯症例一覧

CASE 01
マウスピース矯正 非抜歯

すきっ歯と深い噛み合わせを改善した症例

治療期間 1年6ヶ月
13歳女子のすきっ歯・深い噛み合わせの治療前の正面口腔内写真
治療前
13歳女子のすきっ歯・深い噛み合わせの治療後の正面口腔内写真
治療後

この症例の詳しい経過と院長の解説を見る

主訴
すきっ歯が気になる。
年齢・性別
13歳・女子
診断
空隙歯列、過蓋咬合、上顎前突
使用装置
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
治療期間
動的治療期間 18ヶ月
治療費
基本料金 990,000円(税込)+別途処置料
治療内容
空隙歯列、過蓋咬合、上顎前突に対してマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名:インビザライン、完成物薬機法対象外)を用いて非抜歯で治療を行いました。
主なリスク
リスク・副作用: 歯の移動に伴う歯根吸収、歯の失活、歯肉退縮、ブラックトライアングル、アタッチメント除去の際のエナメルクラック、清掃不良による虫歯、歯周病の悪化、歯の動揺 など
CASE 02
マウスピース矯正 非抜歯

前歯の隙間と出っ歯・開咬を改善した症例

治療期間 1年3ヶ月
50代女性のすきっ歯・出っ歯・開咬の治療前の正面口腔内写真
治療前
50代女性のすきっ歯・出っ歯・開咬の治療後の正面口腔内写真
治療後

この症例の詳しい経過と院長の解説を見る

主訴
出っ歯、前歯で噛めない。
年齢・性別
54歳・女性
診断
空隙歯列、開咬、上顎前突
使用装置
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
治療期間
動的治療期間 15ヶ月
治療費
基本料金 990,000円(税込)+別途処置料
治療内容
空隙歯列、開咬、上顎前突に対してマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名:インビザライン、完成物薬機法対象外)を用い、顎間ゴムを併用して非抜歯で治療を行いました。上顎の奥歯を後方へ移動してスペースを作り、そのスペースを利用して前歯を内側へ移動することで、隙間を閉じながら前歯が噛み合う状態を目指しました。
主なリスク
リスク・副作用: 歯の移動に伴う歯根吸収、歯の失活、歯肉退縮、ブラックトライアングル、アタッチメント除去の際のエナメルクラック、被せ物のやり直し、清掃不良による虫歯、歯周病の悪化、歯の動揺 など

※治療結果・治療期間には個人差があります。掲載にあたり、患者さまの同意を得ています。

TREATMENT PLAN

すきっ歯の治し方|原因別のアプローチ

すきっ歯の治療では、まず隙間ができている理由を確認します。原因によって、歯を寄せて閉じるのか、隙間を残す判断をするのか、舌の位置や使い方も含めて整えるのかが変わってくるためです。

顎に対して歯がやや小さく、歯と歯の間に小さな隙間がある上顎歯列の模式図
原因 01

歯の大きさと顎のバランスによる場合

歯の幅に対して顎に余裕があるために、歯と歯のあいだに隙間ができているタイプです。この場合は歯を寄せて隙間を閉じていくことが基本になります。隙間の位置が限られていて、噛み合わせに問題がなければ、動かす範囲を絞った治療で対応できることもあります。

上顎の左右の側切歯が先天的に欠如し、欠如する位置を点線で示した模式図
原因 02

生まれつき歯の本数が足りない場合

先天性欠如といって、生まれつき永久歯の本数が足りない場合があります。このときは、将来インプラントを入れるための隙間を残すか、矯正治療で隙間を閉じるかという選択になります。歯並びにガタガタがある方は、その隙間を活用して並べやすい一方、ガタガタがなく隙間だけがある方は、閉じることで前歯が内側に入りすぎ、口元の印象が変わることがあります。

上下の前歯に隙間があり、前歯の間に舌先が入っている状態の側面模式図
原因 03

舌で前歯が押され、隙間ができている場合

舌が普段から前方に位置し、上下の前歯の間へ入り込む状態が続くと、前歯が前方へ傾き、歯と歯の間に隙間ができることがあります。舌の位置が変わらないまま隙間だけを閉じると、治療後に再び開く一因になることがあるため、歯並びや噛み合わせに加えて、普段の舌の位置や飲み込み方も確認します。必要に応じて、矯正治療とあわせて舌の使い方のトレーニング(口腔筋機能療法)をご提案することがあります。

先天性欠如で「できれば矯正で隙間を閉じたい」とお考えの場合、注意点がひとつあります。年齢とともに顎の骨の量が減ってくると、歯を動かして隙間を閉じることが難しくなっていきます。骨の量に余裕がある時期のほうが選択肢を取りやすいため、迷っている段階でも一度ご相談ください。

KEY POINT

お子さまの乳歯の隙間は、多くの場合心配ありません

「子どもの前歯に隙間がある」とご心配で相談に来られる親御さんは少なくありません。結論からお伝えすると、乳歯の前歯に少し隙間があること自体は、基本的に大きな問題ではありません

隙間はむしろ、永久歯のためのスペースです

永久歯は乳歯より大きいため、乳歯の時期に少し隙間があることで、生え変わったときに歯が並ぶスペースになりやすいのです。逆に、乳歯の時点で歯がきっちり並んでいると、永久歯が生えたときにガタガタになる可能性があります。前歯のあいだに1ミリほどの隙間であれば、成長や生え変わりの中で閉じていくこともあります。

永久歯に2ミリ以上の隙間が残る場合は確認を

一方で、永久歯の前歯に2ミリ以上の隙間が残っている場合は、そのまま大人になっても残る可能性が考えられます。また、隙間に加えて出っ歯のように見える場合は、舌の位置や噛み合わせが関係していることもあります。隙間の大きさだけで判断せず、舌の位置・噛み合わせ・成長の状態を含めて確認することが大切です。

様子を見てよいのか、確認しておいたほうがよいのかは、実際に拝見しないと判断できません。矯正相談は無料ですので、「これは普通なのか」を確かめる目的でお越しいただいて構いません。お子さまの矯正については小学生の矯正治療もあわせてご覧ください。

STRENGTH

当院の強み

01

舌の位置や噛み合わせまで確認します

隙間が広がる背景に、舌の位置や噛み合わせの力が関わっていることがあります。閉じた後の後戻りを抑えるためにも、隙間そのものだけでなく、普段の舌の位置や上下の歯がどう当たっているかを確認したうえで方針を立てます。

02

閉じるか残すかを将来まで含めて検討

歯の本数が足りない場合、隙間を閉じるか、将来のインプラントのために残すかで選択が分かれます。歯並びの状態や年齢による骨の変化も踏まえ、それぞれの見通しをお示ししたうえでご相談します。

03

認定医による矯正相談

日本矯正歯科学会 認定医がご相談をお受けします。

Instagram - 高浜はぴえる矯正歯科
FAQ

すきっ歯の矯正でよくある質問

子どもの前歯の隙間は、治療したほうがよいですか?
乳歯の前歯に少し隙間があること自体は、基本的に大きな問題ではありません。永久歯は乳歯より大きいため、その隙間が生え変わりのスペースになるからです。ただし、隙間の大きさや噛み合わせには個人差がありますので、気になる場合は成長の状態も含めて一度ご確認ください。相談の結果、しばらく様子を見ましょうとお伝えすることもあります。
部分的な矯正で治せますか?
隙間の位置が限られていて、噛み合わせに問題がない場合は、動かす範囲を絞った治療で対応できることがあります。一方で、舌の位置や噛み合わせの力が隙間に関わっている場合や、奥歯を含めて整える必要がある場合は、全体を対象とした治療をご提案します。どちらが適しているかは検査後にご説明します。
マウスピース矯正で対応できますか?
対応できる場合があります。隙間を閉じる動きはマウスピース型矯正装置が比較的得意とする動きのひとつです。ただし、歯を大きく動かす必要がある場合や、舌の位置の確認、噛み合わせからの調整が必要な場合は、ワイヤー矯正や補助的な対応をご提案することもあります。
生まれつき歯が足りないと言われました。矯正で治せますか?
矯正治療で隙間を閉じる方法と、将来インプラントを入れるために隙間を残す方法があります。歯並びにガタガタがある方は隙間を活用して並べやすい一方、隙間だけがある方は閉じることで前歯が内側に入りすぎ、口元の印象が変わることがあります。なお、年齢とともに顎の骨の量が減ると隙間を閉じることが難しくなるため、矯正での対応をお考えであれば早めのご相談をおすすめします。
治療した隙間が、また開いてくることはありませんか?
隙間ができた原因が残っていると、後戻りが起こりやすくなります。とくに舌が前方にある状態や噛み合わせの力が関わっている場合は、そこに対応しないまま隙間だけを閉じても再び開く一因になることがあります。原因を確認したうえで治療計画を立て、動かし終えた後の保定についてもあらかじめご説明します。
治療期間や費用はどれくらいですか?
隙間の量や、全体を治療するか範囲を絞るかによって変わるため、検査後のシミュレーションをもとにご案内します。費用は料金表に掲載しています。矯正相談は無料ですので、金額の見通しを含めてお気軽にお尋ねください。

※回答は一般的な目安です。実際の適応は、あくまで当院の診断基準にもとづき、検査後に個別にご説明します。矯正治療は自由診療(保険適用外)です。治療により痛みや違和感、歯根吸収などが生じる可能性があり、効果や期間には個人差があります。

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