乳歯の隙間は、むしろ「良いサイン」のことも

乳歯列の隙間が永久歯の並ぶ余地になり得ることを示す比較図
乳歯列の隙間は、より大きな永久歯が並ぶための余地になることがあります(模式図)。

永久歯は乳歯より大きいため、乳歯の時期に少し隙間があることで、将来の歯が並ぶスペースになりやすいのです。逆に、乳歯の時点で歯がきっちり隙間なく並んでいると、永久歯が生えた時にガタガタになる可能性があります。

どのくらいなら様子を見てよい?

乳歯の前歯に小さな隙間がある状態の模式図
約1ミリという大きさはあくまで目安で、歯の生え方や噛み合わせには個人差があります(模式図)。

目安として、前歯の間に1ミリほどの隙間がある程度であれば、成長や生え変わりの中で自然に閉じる可能性もあります。ただし、隙間の大きさや噛み合わせには個人差があるため、見た目だけで判断しすぎないことも大切です。

永久歯の場合は注意が必要です

永久歯の前歯に大きな隙間が残る状態の模式図
永久歯の隙間は、生え替わりの段階や噛み合わせなども含めて個別に確認します(模式図)。

一方で、永久歯の前歯に2ミリ以上の隙間が残っている場合は、大人になってもそのまま残ることが考えられます。また、隙間だけでなく出っ歯のように見える場合は、噛み合わせが関係していることもあります。

「隙間を閉じる」だけでは足りないケースも

下の前歯が上の前歯の内側に当たる噛み合わせの模式図
下の前歯が上の前歯の内側に触れる噛み合わせの一例です(模式図)。

すきっ歯を閉じれば良いだけのケースもありますが、下の前歯が強く当たって上の前歯を押しているケースもあります。その場合は、隙間だけを見るのではなく、噛み合わせも含めて確認してから治療を考える必要があります。

まとめ

乳歯の前歯の少しの隙間は、将来の永久歯が並ぶために必要なスペースになっている場合があります。隙間の大きさや噛み合わせが気になる場合は、成長の状態も含めて確認できますので、まずは一度矯正相談でご相談ください。