UNDERBITE / 反対咬合・下顎前突

受け口(下顎前突)の
矯正治療

ABOUT

受け口とは

受け口とは、噛み合わせたときに下の前歯が上の前歯より前に出ている状態のことで、専門的には「反対咬合」や「下顎前突」と呼ばれます。前歯で食べ物を噛み切りにくい、発音がしづらい、横顔の輪郭が気になるといったお悩みにつながることがあります。

受け口で大切なのは、原因が骨格にあるのか、歯の傾きにあるのかという見極めです。上の前歯が内側に倒れているために反対になっているのか、上下の顎の骨の位置そのものにズレがあるのか。どちらが主な原因かによって、矯正治療だけで対応できるかどうかが変わってきます。

当院ではレントゲン写真で骨と歯それぞれの位置を確認し、骨格のズレを歯の移動でカバーする場合には、骨の厚みからどこまで歯を動かせるかをCTで確かめたうえで、歯の位置をシミュレーションします。無理のない範囲で動かせるかどうかを、治療を始める前に見極めることを大切にしています。

CASE

治療例

マウスピース矯正 非抜歯
受け口を矯正治療のみで改善した症例
治療期間 11ヶ月

治療前後の右側面の歯並びと、治療中の経過、口元の変化をご覧いただけます。

15歳男性の受け口症例の治療前の右側面口腔内写真

治療前

15歳男性の受け口症例の治療後の右側面口腔内写真

治療後

15歳男性の受け口症例で、治療開始4ヶ月時点にマウスピースと顎間ゴムを装着した右側面口腔内写真

装置を装着した様子

治療を開始して4ヶ月。ゴムかけをしながらマウスピースを使用してもらっています。少しずつ前歯の反対が治ってきています。ただまだ完全には乗り越えていないため奥歯は噛んでおらず、噛み合わせが不安定で大変な時期です。

15歳男性の受け口症例の治療開始8ヶ月時点の右側面口腔内写真

治療中の経過

開始から8ヶ月。前歯の反対は改善しました。この後、全体の噛み合わせを緊密にしていきます。

15歳男性の受け口症例の治療前の正面顔貌写真

治療前の正面

15歳男性の受け口症例の治療後の正面顔貌写真

治療後の正面

15歳男性の受け口症例の治療前の横顔写真

治療前の横顔

15歳男性の受け口症例の治療後の横顔写真

治療後の横顔

主訴
受け口
年齢・性別
15歳・男性
治療内容
骨格性下顎前突・叢生・過蓋咬合と診断。外科手術を併用する矯正治療の方針もご提案したうえで、ご希望によりマウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いて非抜歯で治療しました。
治療期間
動的治療期間 11ヶ月
治療費
基本料金 990,000円(税込)+別途処置料
リスク・副作用
歯の移動に伴う歯根吸収、歯の失活、歯肉退縮、ブラックトライアングル、顎関節症、歯の動揺、装置撤去時のエナメルクラック、清掃不良による虫歯など

院長コメント:骨格が原因の受け口でしたが、ズレの程度はそこまで大きくありませんでした。上の前歯が内側に入り、下の歯が深く噛み込むことで下顎が前方に誘導されている状態でしたので、上の前歯を前方に出して反対咬合を改善しつつ、噛み合わせの高さを上げて下顎が下がるようにしました。

手術を併用する方針もお伝えしたうえで、ご希望を踏まえて非抜歯・マウスピースでの治療を選択しています。骨格性の受け口すべてが手術なしで対応できるわけではありませんので、まずは検査で見極めが必要です。

治療前後の口腔内写真

BEFORE治療前

15歳男性の受け口症例の治療前の右側面口腔内写真
右側面
15歳男性の受け口症例の治療前の正面口腔内写真
正面
15歳男性の受け口症例の治療前の左側面口腔内写真
左側面
15歳男性の受け口症例の治療前の上顎咬合面写真
上顎咬合面
15歳男性の受け口症例の治療前の下顎咬合面写真
下顎咬合面

AFTER治療後

15歳男性の受け口症例の治療後の右側面口腔内写真
右側面
15歳男性の受け口症例の治療後の正面口腔内写真
正面
15歳男性の受け口症例の治療後の左側面口腔内写真
左側面
15歳男性の受け口症例の治療後の上顎咬合面写真
上顎咬合面
15歳男性の受け口症例の治療後の下顎咬合面写真
下顎咬合面

※治療結果・治療期間には個人差があります。掲載にあたり、患者さまの同意を得ています。

MORE CASES

他の受け口症例一覧

CASE 01
ワイヤー矯正 抜歯

上顎左側第二小臼歯欠損、切端咬合と正中のズレの治療例

治療期間 1年7ヶ月
18歳女性の切端咬合・正中のズレ症例の治療前の右側面口腔内写真
治療前
18歳女性の切端咬合・正中のズレ症例の治療後の右側面口腔内写真
治療後

この症例の詳しい経過を見る

主訴
下の前歯が出ている、口元が閉じづらい、歯のガタガタ
年齢・性別
18歳・女性
治療内容
切端咬合と正中のズレと叢生に対してワイヤー矯正装置を使用しました。上顎は左側の第二小臼歯が治療前の時点で欠損していたため右側の小臼歯1本のみ、下顎は左右の小臼歯を1本ずつ、計3本を抜歯して治療を行いました。
治療期間
動的治療期間 19ヶ月
治療費
基本料金 990,000円(税込)+別途処置料
リスク・副作用
歯の移動に伴う歯根吸収、歯の失活、歯肉退縮、ブラックトライアングル、ブラケット除去時のエナメルクラック、清掃不良による虫歯、歯周病の悪化、歯の動揺など

※治療結果・治療期間には個人差があります。掲載にあたり、患者さまの同意を得ています。

TREATMENT PLAN

受け口の治し方|治療のポイント

受け口の治療では、歯の傾きや噛み込み、顎の骨格的なズレに加え、顔貌や噛み合わせ、レントゲン検査などを総合的に確認し、矯正治療のみで対応できるか、外科手術の併用が選択肢になるかを検討します。また、治療を進めるうえでは、以下のような点が重要になります。

下顎を後方へ誘導し、上下の前歯の先端が触れる切端咬合位の側面図
ポイント 01

上下の前歯の先端どうしが触れる位置をとれるか

受け口の診断では、下顎をゆっくり後方へ誘導したときに、上下の前歯の先端どうしが触れる位置をとれるかを確認します。この位置を「切端咬合位」といいます。大人でもお子さまでも、治療方針を考えるうえで重要な確認ポイントです。切端咬合位をとれる場合は、噛むときに下顎が前方へずれる機能的な要因が関わっている可能性があります。一方、この位置をとれない場合は、骨格的なズレの影響が大きい可能性があります。

上の前歯を前方、下の前歯を内側へ動かし、上下の奥歯を噛み合わせる方向を示した側面図
ポイント 02

前歯を動かすスペースと奥歯の噛み合わせを整える

レントゲンで前歯の傾きを、CTで歯を支える骨の幅を確認し、歯を安全に動かせる範囲を見極めます。そのうえで症例に応じて、上の前歯は前方へ移動させます。下顎では奥歯を後方へ動かしてスペースを確保し、そのスペースを使って下の前歯を内側へ移動させることで、反対咬合の改善を目指します。また、切端咬合位をとったときに奥歯が噛み合わず隙間が生じる場合は、必要に応じて奥歯を噛み合う方向へわずかに伸ばす「挺出」を行い、全体の噛み合わせを整えます。

口元がEラインより後方であご先が前方にある横顔と、前方の下顎骨内で下前歯を内側へ傾けて噛み合わせを整えた側面模式図
ポイント 03

骨格のズレが大きい場合

骨格性の受け口すべてが、手術なしで対応できるわけではありません。成長が終了した方に矯正治療のみで対応する場合は、顎の骨格そのものを変えるのではなく、上記のように主に歯の位置や傾きを調整して噛み合わせを整える「カモフラージュ治療」となります。

検査結果をもとに、矯正治療のみを行った場合に予想される噛み合わせや横顔、あご先(オトガイ)の見え方も確認します。あご先の突出感が残り気になる場合や、噛み合わせ・治療後の安定性などの面で矯正治療だけではご希望のゴールを得にくい場合には、外科手術を併用する矯正治療も含めて選択肢をご説明します。

KEY POINT

お子さまの受け口は、相談の時期が選択肢を左右します

受け口は、他の歯並びと比べて相談のタイミングが結果に関わりやすいという特徴があります。お子さまの受け口が気になっている方は、この点を知っておいていただければと思います。

上あごの成長は10歳頃までが一つの目安

子どもの受け口を矯正で治す場合、上あごを前方へ成長させるアプローチをとります。ただし、上あごの成長は10歳頃までが一つの目安とされています。それ以降は下あごが大きく成長してくるため、矯正治療のみでの対応が難しくなっていきます。

早い時期のご相談をおすすめしています

すぐに治療を始めるという意味ではありません。いま治療を始めるべきか、成長を見ながら待つべきかを判断するためにも、早めに一度状態を確認しておくことに意味があります。相談の結果、しばらく経過を見ましょうとお伝えすることもあります。

お子さまの矯正については小学生の矯正治療もあわせてご覧ください。大人の方の受け口についても、骨格と歯それぞれの状態を確認したうえで選択肢をご説明します。

STRENGTH

当院の強み

01

骨か歯かをレントゲンで分けて診る

受け口は、骨格が原因なのか歯の傾きが原因なのかで治し方が変わります。レントゲン写真で上下の骨と歯それぞれの位置を確認し、矯正治療のみで対応できるかを検討したうえでご説明します。

02

CTで「動かせる限界」を確認

骨格のズレを歯の移動でカバーする場合、動かしすぎは歯や歯ぐきの負担になります。骨の厚みからどこまで動かせるかをCTで確かめ、無理のない範囲でシミュレーションしてから治療に入ります。

03

認定医による矯正相談

日本矯正歯科学会 認定医がご相談をお受けします。

Instagram - 高浜はぴえる矯正歯科
FAQ

受け口の矯正でよくある質問

手術をしないと治りませんか?
骨格のズレの程度によります。ズレが大きい場合は外科手術を併用する矯正治療が選択肢になりますが、程度がそこまで大きくない場合は、歯の移動でカバーできることもあります。当院でも、骨格性の受け口を手術を併用せずに治療したケースがあります。ただし、すべての骨格性の受け口が同じように対応できるわけではありませんので、レントゲンとCTによる検査のうえで判断します。
他院で「手術が必要」と言われました。相談できますか?
ご相談いただけます。どこまでを治療のゴールに置くかによって、結論が変わることもあります。当院で改めて検査を行い、手術を併用する方針と併用しない方針それぞれで何ができるのかをお示ししたうえで、一緒に考えていきます。
子どもの受け口は、いつ相談すればよいですか?
気づいた時点で一度ご相談ください。子どもの受け口は上あごを前方へ成長させるアプローチをとりますが、上あごの成長は10歳頃までが一つの目安とされています。それ以降は下あごが大きく成長してくるため、矯正治療のみでの対応が難しくなっていきます。相談の結果、しばらく経過を見ましょうとお伝えすることもあります。
マウスピース矯正で対応できますか?
対応できる場合があります。実際に当院でも、骨格性の受け口をマウスピース型矯正装置で非抜歯治療したケースがあります。ただし、動かす量や骨格のズレの程度によってはワイヤー矯正や補助装置の併用が適していることもありますので、検査結果をもとにご提案します。
何歳からでも矯正できますか?
歯や歯ぐきの状態が安定していれば、年齢を理由に矯正をあきらめる必要はありません。ただし、成長を利用するアプローチは使えないため、歯の移動でどこまで対応できるか、あるいは外科手術の併用を検討するかという判断になります。現在の状態を確認したうえでご説明します。
治療期間や費用はどれくらいですか?
期間は骨格のズレの程度や併発している歯並びによって変わるため、検査後のシミュレーションをもとにご案内します。費用は料金表に掲載しています。矯正相談は無料ですので、金額の見通しを含めてお気軽にお尋ねください。

※回答は一般的な目安です。実際の適応は、あくまで当院の診断基準にもとづき、検査後に個別にご説明します。矯正治療は自由診療(保険適用外)です。治療により痛みや違和感、歯根吸収などが生じる可能性があり、効果や期間には個人差があります。

0566-53-2211 WEBで24時間受付 無料相談を予約